【鶴見川遡上記】河口から源流までの道中を写真付きで紹介!<下流編>

【鶴見川遡上記】河口から源流までの道中を写真付きで紹介!<下流編>

鶴見川をママチャリで全走破したときの写真で河口から源流まで紹介していきます!道中のチェックポイントや注意点をまとめていますので,鶴見川サイクリングをしたことのある方もこれからの方も是非読んでみてください!

記事は<下流編><中流編><源流編>の3部から構成されています。

こちらの記事は下流編です。河口から鴨居駅付近までの様子を紹介していきます!

<中流編>はこちら!

<源流編>はこちら!

鶴見川とは?

鶴見川は町田市小山田付近に源流を発し,鶴川・市が尾・新横浜を経由し横浜市鶴見区に注ぐ全長42.5kmの一級河川です。

流域を地図に表すとバクに似ていることから「バクの形の川」として親しまれています。

大部分がサイクリングロードとして整備されているため,自転車や歩きでの散策に非常に適しています。

大きな川は源流が山奥にあることが多いですが,鶴見川の源流はアクセスがよく踏破しやすいことでも知られています。

日本で最も流域で散歩している人が多い川なんだそうです。多くの人に愛されている鶴見川遡上の旅。

さっそくいってみましょう!

<補足>

解説の中に地図と写真が出てきています。地図中の赤い番号が撮影地点,赤い矢印が撮影した向きを表しています。

すべての写真はAzao Martが撮影しています。当記事のリンクを貼っていただければ自由に転載可能です。個人利用での写真の利用も自由です。

地図はGoogle Mapを使用させていただいています。

河口付近(0kmポイント)

①鶴見大橋より

地図も後ろに貼ってありますが,鶴見大橋が川沿いに進むことのできる最も海側の地点です。ちなみに登録上の河口はこの橋よりも上流になっています。

もっと河口っぽいところを見るためには大黒ふ頭の方へ進むことをおすすめします。ちなみに図の交差点は横断歩道はありません。自転車の方は歩道橋をおして上がることで大黒ふ頭方面へ進むことができます。

このあたりはトラックの通行量が多いので十分注意して散策してください。

河口付近
②鶴見川0km地点

地図の②の位置が河口と定められている地点です。ここから源流まで42.5kmの旅のスタートです!

②鶴見川0km地点

ちなみに川の東京側にしか0km地点のポストは立っていません。横浜や鶴見駅側から降りてきた人はオレンジの矢印の通りに進むことをおすすめします。

このあたりはさすがに川幅が広いですね。

サギやカワウの姿やボラが時折跳ねるような光景が広がっています。

鶴見駅付近

①JR鶴見線

河口からすぐのところでJR鶴見線と交差します。鶴見線はこのあたりでは珍しく3両編成とかわいらしい車両です。昼間は20分おきに走っています。

このあたりへ来た際は「国道駅」に行ってみることを強くおすすめします。昭和の雰囲気が色濃く残ったガード下の改札は鉄道ファンからとても人気です。

筆者が以前調べた,日本全国JR人気な駅ランキングで4000駅を超える中から14位に輝いています。特集記事はこちらからどうぞ!

②JR鶴見線国道駅

昼間でもかなり薄暗い無人駅。

壁には戦時中の弾の跡もまだ残っています。

③河口から1km地点

あっという間に到着します。

④京急本線

赤い車体が印象的な京急線を交差します。特に快特は首都圏最速クラスで見ていてもその速さがわかります。

京急線と交差する直前に国道15号線を横切るのですが,ここだけサイクリングロードが途切れるので少しう回が必要です。

国道15号線を横断歩道で渡るようにしましょう。

⑤JR東海道本線・横須賀線

京急線と交差してほどなく東海道本線と交差します。写真の左側すぐのところで横須賀線は分岐し,武蔵小杉方面へ向かっていきます。

つまりこの橋では「横須賀線」「京浜東北線」「東海道線」さらに「貨物線」が鶴見川を渡るのでその幅もかなり広いです。

鶴見駅

国道1号線~末吉

①森永橋

森永橋をはさんで横浜側に森永製菓の大きな工場があります。

写真で映っているのは川崎側で,スポーツセンターがあります。

この辺りは散策者がとても多かったです。自転車の人は注意して走行しましょう。

②国道1号線・新鶴見橋

森永橋からすぐに国道1号線の新鶴見橋をまたぎます。

③河口から5km地点

このあたりで工事をしていたためいったん川から離れなければなりませんでした。歩行者に関しては階段などがあるため,う回しなければいけない区間は短くて済みます。

④矢上川合流地点

写真左側が本流,右側が矢上川です。

大きめの支流の合流はここが最初です。このあと少しずつ支流が合流してくるようになり,そのたびに鶴見川本流はやせ細っていきますよ。

またこのあたりはサイクリングロードが2段になっています。川が見えるのは堤防の上を走る上段で,川に近づけるのは河川敷を走る下段です。

末吉付近

綱島駅

①東海道新幹線

新幹線は防音壁が高く姿がほとんど見えません。

川に対して河川敷が広くあまり川は見えませんが人はたくさんいました。

②東急東横線

東急東横線を超えていきます。

③河口から10km地点
④新羽車両基地

横浜市営地下鉄の車両基地が見えてきます。このあたりは歩道も幅が広く舗装されているため走りやすいです。

春には桜が咲いてとても綺麗ですよ!

綱島

新横浜・鶴見川多目的遊水地

新横浜付近は鶴見川多目的遊水地という広大な広場があるため視界が開けています。同時に鶴見川がどこかわかりにくくなってしまうので気を付けてください。

①新横浜
①横浜国際総合競技場

遠くに見えているのが旧日産スタジアムの横浜国際総合競技場です。東京オリンピックではサッカーの決勝が行われる予定です。

②鶴見川多目的遊水地

ここは新横浜公園とも呼ばれていて,様々な屋外スポーツを楽しめる施設になっています。

しかし大雨の日には景色が一変します。このあたりは広大な遊水地の機能も備えていて,かなりの水を蓄えておくことができます。また競技場の地下駐車場も遊水地の一部になっています。

台風の時にはこの広さの土地が何メートルも浸水し,1週間ほど水が引かなかったこともあります。この遊水地のおかげで鶴見川は今のところ氾濫をまぬがれています。

③河口から15km地点

④港北IC

右側を走るのは新設された首都高速7号線です。

第三京浜港北ICと首都高速生麦ICを結んでいて,大部分がトンネルになっています。

新横浜

遊水地の部分は遠回りになってしまうのでオレンジの進路がおすすめです。

鴨居駅

鴨居駅

鴨居駅に着きました!

中流編へ続く,,,

中流をすっ飛ばして源流へ行きたい方はこちらからどうぞ。